トランスクリプト:
FMBA (FullmyBijin Academy): 受講しようと思ったきっかけを教えてください。
Yumiko: 着付け講師をしているので、着物の着姿に対して着付けのノウハウをこれまではあれこれと当てはめ てきました。 ですが、だんだんと美しい着姿の完成形は着付けだけでなく内面から出るものだったり、立ち振る舞 い、身体づくりがとても影響するのではないか?と思うようになり受講したいと思いました。
FMBA: 習う前は所作にどのようなイメージがありましたか、所作を自分が身につけてからは所作に対するイメージに変化がありましたか?
Yumiko: 所作というとマナー的な心得だとも思っていましたが、マナーという概念よりもどのようにしたら丁 寧に美しい振る舞いになるのか、結果的にマナーの良い立ち振る舞いになることが所作なのだとイメ ージが変わりました。
FMBA: 所作を学んだことで自分に起きた心身の変化を教えてください。
Yumiko: 仕事柄写真を撮られることも多く、その写真は自身のSNSなどに利用しています。 SNSの発信は自己満足のためではなく、自身を広告塔にして着付け教室の認知や着物人口を増やす活 動のためにしています。 メッセージ性を持った写真の着姿に自信がつきました。 そして生徒さんにも還元していけると嬉しく感じています。
FMBA: 所作を学んだことで周りの反応は変わりましたか?
Yumiko: 着付け教室の間口を広めるため、デニム着物レッスンというものを開講しています。 そのため着崩した着付けやコーディネイトなどもするため 着付けの先生がするレッスン?と思う方もいると思います。 ですが、きちんとした所作や立ち振る舞いや従来の着物の着方もできるからこそ、 この講座の発信や開講も説得力があるものと考えます。 結果、やはり周りの方からも認められ、認知していただけるようになったと感じています。 型破りは型を守ってこそ型破り。ということがよくわかりました。
FMBA: 舞先生のお稽古について、習いたいと考えていらっしゃる方に受講者の立場からどんなお稽古か教えて差し上げてください。
Yumiko: 何事もそうですが、自分が描いた(イメージ)完成形を目指すために、努力をできる方ではないとこ のお稽古は無駄になると感じます。 着物姿の完成形を自分自身で磨き上げる。そんな稽古だと思います。 また、手っ取り早さではなく、自分のステージアップのためのお稽古だと思います。 先生のお稽古はとても楽しく、丁寧で的確です。 ニュアンスの伝え方も、わかりやすく言語化してくれますのでとてもありがたいです。
FMBA: しなやかメソッドを学ぶ上で難しかった部分を教えてください。
Yumiko: 着付けの仕事は、どうしても前で作業する仕事でもあり、力仕事なこともありつい肩に力が入ってし まうため、なかなか肩の力を抜くのが最初は難しかったです。 ですが、だんだんと抜き方のポイントがわかって、『あ!力入ってるな』と自分で気づくとエクササ イズしたりしてほぐせるようになりました。
FMBA: 舞先生の魅力や印象を教えてください。
Yumiko: 日本舞踊一筋であること、そして美しさ、品があり私はシンプルにそこに惚れました。
FMBA: しなやかメソッドは自分の一生の財産になったと思われますか?
Yumiko: はい。